新作レースアップブーツ製作記


またまた1年もブログ書いてませんでした(^▽^;)

WordPressバージョンアップでさらに訳が分からなくなっております。。。また一から勉強し直しかな。。。

それでもようやく新作が完成したので、一応製作過程を超簡単に書きとめておきます。

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思い立ったのは今年2020年1月末。Youtubeをあれこれ見ていたら、偶然3Dプリンターでフィギュアのパーツとかを作っている人の動画が目に留まった時でした。それまでの自分のざっくりとした3Dプリンターの知識といえば、渦巻き状の細い樹脂をちょっとずつ熱で溶かして固めていくものでした。なので積層が段々になってしまうのであまり実用的ではないのかな、と思い込んでいました。それが、UVレジンを光造形していき、かなりの細かい精度で出力できるのを知って衝撃を受けたのです!!!

以前より樹脂には興味があって、「靴底作ってみたいなぁ~、でも大変そうだなぁ~」と躊躇していたんですが、「この精度ならドール素体に合わせたいろんな形やデザインで、しかもマグネットを内蔵する穴も正確に作れるのでは⁉」と一気にやる気が沸き、3Dプリンター比較動画などをあれこれ見まくってますます欲しくなり、その勢いでAmazonさんでポチッてしまいました!

こいつです!!!

いろいろ調べて結局どれも似たように思えて、たまたまセール中だったので選びました(^▽^;) でも結果オーライ、めっちゃ満足してます!!!

本体が届いたのが2月1日でした。次の日早速本体付属のチェスの駒のようなデータをプリントしたら、細かい文字までしっかりプリントされていて感動しました!これは凄い、ぜひ使いこなしたい!

しかしそれにはモデリングを勉強せねばなりません。とりあえず試しにいろいろフリーの3Dソフトや体験版などダウンロードして使ってみました。どれも使い勝手が違っていじってて面白いんですが、それぞれ得意不得意があるようで、寸法の正確性を求められるならCADベースのものがいいのかな~、と感じてFreeCAD一本に絞って製作することにしました。

かと言ってCADなど全くいじったことのないド素人なので、こういう時にありがたいのはYoutubeでチュートリアルや製作過程の動画をアップしてくれているありがたい先人様たちの存在。いろいろ真似して練習しましたが、いかんせん動画とバージョンが違ってツールの場所など根本的なことが違って混乱しつつ、何とか簡単な形を作るようになってきました。一番大きかったのが「拘束」が何ぞやということを理解したことですかね。まさに初歩の初歩だと思いますが(^▽^;)

数日かけてざっくりどうすればいいのか把握できたので、いきなり靴底を作り始めました。いっつもこんなやり方ですが、何でも実践あるのみ、と思っているので、完成形を頭に描いてそれに向かって猪突猛進なのです!!!

これは試作初期の段階で訳分からないまま寸法まみれで混乱している頃のデータです(´Д`)

こうして通常の革靴を作りつつ、作業の合間にちょこちょこモデリングをやる感じで進めていました。で、モデリングが出来たら3Dプリンターで出力してみて、おかしな部分を微調整。大量の失敗作を生み出しつつもどんどん改良を重ねて完成しました!

完成形です。かなり細かい模様までしっかりプリントされています。

靴底に合わせて革製の本体の型紙づくりをして、こちらも何度も試作して微調整していきました。ちょっと細身でスッキリとしたデザインの編み上げのブーツを目指しました。

こちらも完成形です!開発開始からここまで仕上がるのに3カ月以上かかりました。

だいぶ経過を省きましたが、靴底&本体共に何度も試作を繰り返しようやく納得がいくものが出来ました!!!靴底の爪先側に1個、踵側に縦に2個、両足合計6個の強力マグネットを内蔵したやり過ぎ感たっぷりのブーツです。基本的にオビツろいどに履かせる前提なので、かなり頭が重い子でもバッチリ自立安定していろいろな撮影を楽しんで頂ける靴に仕上がったと思います!!!

片足立ち実験!キックのポーズでグラつかず安定して自立し続けています!

この靴は作るのに相当時間と手間と材料費がかかるので、いつもの靴よりも価格が高めになってしまったのは申し訳ないところですが、その分たくさん遊んで貰えれば幸いです!

相方ぷりりんが早速遊んでくれました。2階ベランダの鉄柵に逆さでくっついてます。
ピッタリついて長時間ビクともしませんが危険なのであくまで自己責任でお願いします(;^ω^)

ちなみにウチのオビツろいどたちはぷりりんが改造せずにヘッドが抜けないようにしてあります。ぷりりんがブログに方法をまとめてあるので、ご興味ありましたらそちらもご覧下さいm(__)m


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